「漫画」で感じる日本語

日本語の文法を「漫画」で紹介。その意味や使い方を視覚から感じてみよう。

敬語のついて その2        尊敬語(素材敬語)

敬語の種類には、素材敬語対者敬語というものがある。

素材敬語とは、話題の人物への敬意を表すもの。

日本語の尊敬語がこれに当たる。

例えば、以下の通り。

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敬意の対象は先生。

その対象の行為を敬って表すことで、敬意を表している。

ただ、実際の日常生活においては、上記のようにならないこともある。

つまり、対象がその場にいない場合、敬語を使わないこともあるということ。

例えば、以下の如く。

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なんだか内々での会話、って感じがする。

上記の例の場合は、聞く人が友人なので、聞き手に対する敬意もない。

では、聞き手にも敬意を表したい場合はどうなるか。

それは、以下の様になる。

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尊敬語[お~になる]+丁寧語[~ます]」という形。

尊敬語は先に説明した素材敬語である。

それに対し、丁寧語は聞き手への敬意を表す言い方、対者敬語に当たる。

ちなみに、話題の人物と聞き手が同一の場合も同じ様になる。

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と、こんな理解でよかったかな。
敬語の感覚は使ってないとすぐに鈍ってしまう(;´・ω・)
最近は日本語すら怪しいんじゃないかと…。

次回は対者敬語

 

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